私のお気に入り
初冬の里山に響く横笛の音色
掲載期日:2009-12-07
案内人:栗源区・高橋 静江

秋色に染まる里山周辺の風景
11月28日、沢の里山で里山古道保存会(代表堀越武夫)主催の横笛コンサートが行われました。6月にご紹介した頃の里山は新緑の美しい季節でしたが、その後、里山古道保存会は千葉県地域活性化プラットフォーム事業の地域活動団体として選考されました。
8月には松戸市の「NPO法人子どもの環境を守る会Jワールド」から中・高・大学生15人が里山応援隊としてやって来て、廃校になった旧沢小学校を拠点に2泊3日の宿泊。保存会のメンバーは、朝から夕方まで若者達に草刈機の使い方や鎌の持ち方を丁寧に指導し、次々に里山周辺の除草作業を行っていきました。
そして今回、きれいになった古道や里山を地域の皆さんに見て楽しんでいただきたいという思いで横笛コンサートが計画されたのです。会場は、里山に隣接した平坦な土地。以前は水田だった場所ですが、背景の雑木林の紅葉と周囲の杉林のコントラストが美しく、訪れた皆さんから「栗源にこんな素晴らしいところがあったなんて驚きました。」という声が聞かれました。
横笛奏者は、香取市内在住の片野聡さんです。与倉芸座連、佐原社中などに所属し、佐原囃子などの祭囃子はもちろん、童謡から民謡、演歌、クラシックまで幅広い演奏を披露し訪れた人々を魅了していました。
里山周辺の道路からは見えないエアポケットのような空間で行われた演奏会。初めて計画した保存会の面々も想像以上の盛り上がりに大満足の様子。「春はシャクナゲや紫陽花もきれいに咲くんだよ・・」これからの活動に益々期待がふくらむ沢の里山保存会です。

熱演する片野聡さん

紅葉に囲まれたステージの全体風景

笑いを誘うマジックショー

120名を超える観客が集まる

落花生のおんぼ焼きを楽しむ
沢の里山を守る人々
掲載期日:2009-06-18
案内人:栗源区・高橋 静江

新緑の美しい季節になりました。栗源区内には名水と呼ばれる「中白清水」があります。その向かい側には地元の人だけが知っている里山が。数年前から地主の塚本和さんが手入れを始めたことがきっかけで最近は周辺の地主さんも含めて協力者が増えてきました。
今回は、そのメンバーのひとり、堀越武夫さんに里山を案内していただきました。小高い山の中に幾つもの池や湧き水があり、工夫をこらした椅子や庭園が作ってあります。
里山を大切にする地域の人々の活動の様子をご紹介します。

今日の参加者塚本さん、堀越さん、今泉さん。手作りのベンチに腰をかけてひと休み。

里山から向かいの谷津田を望む。新緑に囲まれて空気がおいしい。

入口には登りやすいように階段が作ってある。

竹とパイプで作った鹿おどし。周囲では雪ノ下が可憐な花を咲かせる。

里山の中に幾つもの池があり昔は水田として稲作が行われていたという。

里山から落ちる小さな滝は「希望の滝」と命名されている。

里山庭園と名付けられた池の周りには、菖蒲やシャクヤクなどが植えられている。

里山周辺の日当たりの良い斜面に咲くホタルブクロ。

昔は成田街道と呼ばれた古道を歩く。空気がひんやりと冷たく気持ち良い。

里山を登りきると早馬道祖神に出る。地元の仲間と語らうひととき。
春の野草 探してみよう 食べてみよう
掲載期日:2009-03-27
案内人:栗源区・高橋 静江
3月20日、春の芽吹きを探しに出かけてみました。
あいにくの雨模様でしたが、傘をさしてさっそく岩部周辺を探索。県道から少し横道に入ると、土手にノビルがたくさん出ていました。手で引っ張ると大事な球根の部分を土の中に残して葉の部分だけが千切れてしまいます。やっぱりスコップを持参した方が良かったようです。
更に歩いてゆくと田んぼのふちにはセリがありました。食べられないものと食べられるものがあるので注意しなくてはいけません。
今回一番のお目当ては筍掘りです。日当たりの良い斜面にまだ小さな筍がそっと頭を出しているのを発見。さっそく、案内人の伊藤敏行先生に掘り方を教えてもらい子ども達も挑戦してみました。初めての体験にみんな大喜び。掘りたての筍ごはんや天ぷらのおいしかったこと。
栗源の春を見つけて、食べて、五感で楽しんだ一日でした。

採りたてのフキ、三つ葉、菜の花、筍。どれも美味しそう!

伊藤先生から筍が、将来どれだけ高く伸びるかが分かる方法など自然との触れ合い方を教えてもらいました。

耳を当てると孟宗竹の中から神秘的な雨音が聞こえてきます。

「日当たりの良いところに筍が生えています。」見つけ方を教えてもらいました。

「筍のお刺身はどんな味かなぁ」みんな初めての体験に興味津々です。

ランチは野草料理のバイキング。筍、フキ、菜の花の天ぷら。セリのおひたし、三つ葉のすまし汁。そして筍のまぜご飯。

あっという間に完食。みんなの感想、「春の味はちょっぴりほろ苦い味」でした。
だんごならし交流会と真浄寺の節分会
掲載期日:2009-02-13
案内人:栗源区・高橋 静江
だんごならし交流会
1月31日、沢区民センターでは地区社協主催の「だんごならし交流会」が行われました。「だんごならし」は小正月の伝統行事。「繭玉ならし」とか「団子さし」などと呼ばれている地方もありますが、栗源では「だんごならし」と呼んでいます。これは農作物の豊作を願う行事で、1月14日には山から切ってきた楢の木に紅白のだんごをさして飾ります。現在は家庭では殆ど行うことがありませんので、10年ほど前から沢地区社協の事業として行うようになりました。

みんなでだんご作り
当日は、区内の子ども達やお年寄りが100人ほど集まり、みんなで団子を丸めては、舞台に飾られた楢の枝に思い思いに飾り付けていました。大人たちにとっては懐かしい行事ですが、子ども達にはこの行事が温かい故郷の思い出として心に残ることを願います。

団子ならし始まり

すずなりの団子
真浄寺の節分会
蓮寿山真浄寺は沢に所在する日蓮宗の名刹です。2月3日、今年も檀家の総代さんなどの協力により盛大に豆まきが行われました。

年男年女の豆まき
豆まきをするのは、その年の年男や年女の皆さんです。沢小学校の児童や地域のお年寄りも集まって大賑わい。大きな袋を持って福豆を受けようと皆一生懸命でした。普段は上がることのできない壇上から「福は~うち~ 福は~うち~ 鬼は~そと~」大きな声で豆まきをした年男、年女の皆さん。「最高に気持ちよかった」と顔を紅潮させて満足そうな表情でした。

福豆をうける子ども達
もちろん、大きな袋にいっぱいのお土産を手にした子ども達も嬉しそうなこと。

落花生の福豆
集まった人々の笑顔に鬼さんもきっと退散したに違いありません。しっかり厄を祓い、幸多き一年となることでしょう。
栗源の秋を楽しむ
掲載期日:2008-11-04
案内人:栗源区・高橋 静江
10月17日、栗源公民館で地元の広報紙を発行しているボランティア栗源の企画により、“親子で秋野菜の収穫や、そば打ちを楽しもう”という計画がありました。高萩小学校や栗源小学校の協力もいただいて参加者を募集したところ15組の親子の参加がありました。
さっそく、野菜の収穫班は二手に分かれて出発。協力していただいた近所の農家の畑に出かけ、サトイモの株をみんなで力を合わせて引っ張りました。出てきたのは大きなサトイモ。「わぁーやったー。」「バンザーイ」大喜びの歓声が上がりました。
次はさつまいも掘りです。少し歩いて別の畑に行きました。ここでも普段やったことのないさつま芋堀りに挑戦。次々と採れるさつま芋に「きれいな色だねぇ」「本当に紅小町だ」と納得の声。おまけにカボチャやピーマンやナス、春菊なども収穫して意気揚々と公民館に帰ってきました。
一方、公民館では大人たちがそば打ちの準備の真っ最中。そば粉をこねて延ばして、悪戦苦闘しながらそば作りに熱中。そこに帰って来た子ども達が「私もやってみたーい」と積極的に参加します。「同じ太さに切るのが難しい」「途中でちぎれちゃったー」と賑やかな雰囲気の中、無事に手打ちそばが完成しました。採れたて野菜の天ぷらと一緒に食べるおそばの美味しいこと。ほおばる子ども達の笑顔は満足感に満ちていました。
秋の一日、親子で体験した秋の楽しみ方、子ども達にとって忘れられない大切な思い出になったことでしょう。
実は食べている写真が無いのです。困った・・・。
みんな夢中で食べたので写真を撮るの忘れました。
栗源の秋は美味しいものがいっぱい
掲載期日:2008-09-15
案内人:栗源区 高橋 静江

9月に入り、朝夕秋めいてきました。とは言え、日中はまだまだ暑さが続いておりますが、栗源では美味しい果物や野菜の収穫の時期を迎えています。
栗源と言えば“さつまいも”が有名ですが、“さつまいも”はもちろんのこと、7月下旬からぶどう、さつまいも、梨、栗が順番に出回るようになります。
今回は、収穫の時期を迎え、張り切る農家のみなさんをご紹介します。

最初にぶどう農家の本宮さんのお宅に伺いました。が、すでに「巨峰」は収穫のピークを終えようとしていました。千葉県一の売り上げを誇る栗源のぶどうは7件の農家が経営しています。すべてハウスの中で栽培しているために、種類も豊富で、色、粒、甘さの揃った上質のぶどうが自慢です。ちなみに私は栗源に住んで20数年、今では巨峰が大好きになりました。
梨は、「幸水」の出荷がピークです。今年は春先の天候不順が影響したためか、小ぶりの物が多いようですが、甘さも水分もたっぷり。高橋さんのお宅ではこの日、選別作業に大忙しでした。写真に写ってはいませんが、隣で赤ちゃんをおんぶした奥さんが笑顔でご主人の作業を見守っていました。9月下旬になると「豊水」「新高」と次々と出荷が続き、区内の7件の梨農家のみなさんは直売所で忙しい毎日を送っています。

道の駅くりもとのすぐ近く、開進の野口さんは親子でさつまいもの収穫中。手にしているのは「紅あずま」です。ビニールのマルチを外すと中からほこほこの土が。その中から色鮮やかな「紅あずま」のお出まし。土を見ただけでもさつまいものおいしさが想像できるようです。普段、当たり前のように食べている栗源のさつまいもですが、蒸かしても、天ぷらにしても最高。その訳は土にあるのかもしれません。
豊かな土壌に実る豊富な農作物。畑を目の当たりにして農家のみなさんの努力の奥深さを垣間見る思いがしました。
秋の深まりと共に栗源の魅力が増してくるこの季節、秋の味覚はもちろんのこと、里山を散策しながらススキ、萩など秋の草花を楽しみにお出かけになってはいかがでしょうか。
栗山川ふれあいの里公園
掲載期日:2008-7-18
案内人:栗源区・高橋 静江
梅雨が終わったような、終わらないような、はっきりしない暑い毎日が続いています。
7月15日、栗山川ふれあいの里公園ではボランティアグループの皆さんが除草作業に励んでいました。この公園は、旧栗源町が町制施行70周年を記念して平成7年に作られた公園です。園内を栗山川が流れていることから、栗山川ふれあいの里公園と名付けられ、週末には近隣からも若い親子連れがたくさん遊びにやって来ます。
この公園を管理しているのは、香取市社会福祉協議会に登録している10団体のボランティアグループの皆さんです。年間計画に基づいて毎月1回除草作業を行っています。今日の参加者は、「寿」「平成」「若葉」「あじさい」の4つのグループ。それぞれ同年令の方が集まって作られたグループです。花壇のバラの手入れをする人、草刈機を使って除草する人、汗を流しながらの作業でしたが、冗談を交わしながら和やかな雰囲気のうちに終了。
終わった後は、グループごとに集まり木陰で食べるお団子とお茶の味は格別。「これがビールだったらもっと嬉しいのに・・」と言いながらも爽やかな風に吹かれ、友と語らうひとときは気分も爽快、疲れも吹き飛んでしまいます。
栗山川ふれあいの里公園は、こうしたボランティアの皆さんの力によって、いつもきれいに保たれています。週末には是非みなさんもお立ち寄りください。
ローズガーデンウザワ
掲載期日:2008-5-29
案内人:栗源区・高橋 静江
前回ご紹介したローズガーデンウザワのバラが見ごろになりました。色とりどりのバラ、バラ、バラ。つるバラや木バラ、約350種類が咲き競っています。
前日の夕方、仕事を終えてから伺ったところ、「バラは朝の方がもっと綺麗だよ。」のひと言に納得。次の朝、7時頃いそいそと出かけてみました。すると、そこには朝日を浴びて眩いばかりのローズガーデンが広がっていました。早朝だというのに早くも若いご夫婦が散策中。静かな朝の時間を楽しんでいるようでした。
昨日は特別養護老人ホームから見学者があったようです。園内には手作りのテーブルと椅子も用意され、座ってバラをみることもできます。鵜沢さんの温かな心を込めたおもてなしのローズガーデン。是非一度訪れてみませんか。
ローズガーデンウザワ
掲載期日:2008.5.3
案内人:栗源区・高橋 静江

バラ愛好家に人気のスポットをご紹介します。場所は「道の駅くりもと」のすぐ隣、道路沿いにバラ園が広がっているのをご存知でしょうか。オーナーは写真の鵜沢さんです。山林だった自宅前の土地にバラ園作りを始めたのは7年前のこと。まだそれほど多くない種類のバラを咲かせていた頃です。車椅子のお年寄りが家族と共に訪れ、バラの花の美しさに涙を流して感動されたそうです。その様子を見た鵜沢さんは、「バラの花がこれほどまでに人を感動させることができるのか」と驚き、「もっとたくさんの花を咲かせて大勢の人に喜んでもらいたい」と思ったのがきっかけだそうです。
最近では、口コミで県内はもちろん都内からも見学者がやって来ます。今では350種類余りのバラに囲まれ手入れに大忙し、車椅子でも見られるように通路の工夫も忘れません。また、毎年少しずつ園内のレイアウトを変えて、見る人々を楽しませています。無料で開放されるローズガーデンウザワは、一年中で一番華やかで忙しい季節を迎えようとしています。
春の山菜採り
掲載期日:2008.4.15
案内人:栗源区・高橋 静江
裏山に筍が出始めました。例年より少し早いようです。今年は暖かい日があったかと思うと寒い日が続いて、春が行ったり来たりしているようです。お陰で桜の花はずいぶん長いこと楽しむことができましたが。
雨上がりの4月11日、午後から近所の方が筍を掘りに来てくれました。デジカメを持って一緒に上がってみると、日当たりの良い場所に黄色い芽がちょっとだけ土を盛り上げていました。「あった、あった。ここにもあった。」と。筍は掘るより、探すことの方が楽しみでもあります。
竹林の前の開けた原っぱには、ワラビもたくさん出ていました。ヨモギ、タラの芽など。毎年、友人を招いては筍を掘ったり山菜を摘んでは天ぷらにして楽しんでいます。澄んだ空気、豊かな自然。田舎暮らしを満喫できる今が一番私の好きな季節です。
ふたり合わせて200歳
掲載期日:2008.4.1
案内人:栗源区・高橋 静江
豊かな自然に囲まれた栗源には、こんな素敵な女性たちが暮らしています。
二人は明治41年生まれの同い年。
椎名満寿代さん(写真右)は3月6日、石橋はるさん(左)は3月24日のお誕生日を過ぎて満100歳になりました。週2回、サービスセンターで会えるのを楽しみにしています。
「子どもの頃は、元禄袖のにこにこ絣で学校に通ったねぇ。」・・にこにこ絣って?
「もう、そんなに同級生は居ないよねぇ。」・・確かにそうですね。
静かな会話の中に、遠い遠い昔の様子が見えるよう。100年前のできごとを昨日のことのように語るお二人に、なぜか少女の面影を感じた私です。


















